不動産投資のクラウドファンディング(不動産クラファン)などを手がける不動産業者のダイムラー・コーポレーション(横浜市)が破産したことがわかった。不動産クラファンの運営事業者の破産は異例だ。投資家から集めたお金が戻る可能性は低いという。
破産管財人などによると、横浜地裁が15日付で破産手続きの開始を決定。12月10日に1回目の債権者集会を開く。
破産申立時の負債総額は約3.3億円。債権者は約300人で、不動産クラファンの出資者や今後払う予定の配当などの支払いも含まれる。
同社の社長(46)が6月22日に急死し、すでに債務超過に陥っていたため、関係者の依頼を受けて登記された仮取締役が破産を申し立てた。保有資産は乏しいといい、不動産クラファンの出資者に配当などを払うのは難しそうだ。
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