日産自動車は21日、米国で2024年4~9月期に実施していた退職募集に、従業員の約6%が応じたと明らかにした。人数は公表していないが約1千人程度が年内に退社し、業績不振を受けた人員削減策の一環とみられる。
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日産が7日に発表した24年9月中間決算は、北米での販売不振などが響き、純利益が前年同期より9割減の192億円だった。
経営の立て直しを図るため、生産能力の2割と、全体で1割弱にあたる9千人を削減する方針を打ち出していたが、具体的な計画を明らかにしていなかった。(松岡大将)