Smiley face
かぼすは花や写真に囲まれていた=2024年5月26日午後0時51分、千葉県成田市、マハール有仁州撮影
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 「世界一有名なシバイヌ」が24日、天国に旅立った。もとは殺処分される寸前だった保護犬で、千葉県佐倉市で暮らしていた18歳の雌犬の「かぼす」。26日、飼い主で保育士の佐藤敦子さん(62)が「かぼちゃんのお別れの会」を同県成田市の生花店で開き、多くのファンが悼んだ。

 「人生のパートナーのような存在だった」。お別れ会で、佐藤さんが15年余りのかぼすとの思い出を振り返った。会が開かれたのは、成田市公津の杜にある「フラワーkaori」。花に囲まれながら天国に旅立ってほしいと、お別れの会は飼い猫がいる自宅ではなく、生花店で開いたという。

 会場近くでは、最後のお別れをしようと、会が始まった午後1時時点で、50人を超すファンの列ができた。UAEやドイツといった海外メディアの姿もあった。かぼすのアルバムや手作りぬいぐるみ、写真パネルなどが設置され、かぼすのTシャツを着ていた人も。

 ベルギー出身で、デザイナーのディオンさん(30)は、高校生くらいの時にネットで知ったという。7年前に来日後、かぼすの絵を佐藤さんにプレゼントしたこともあり、「高齢だし、介護をしていたのは知っていたが悲しい」と話した。

 仮想通貨の関係者も集まった。「SBIVCトレード」(東京都港区)のアナリスト、西山祥史さん(34)は「世界ではハチ公を超える知名度かもしれない。100年後日本昔話に載っている犬だと思う」とたたえた。

 かぼすは、殺処分予定の保護…

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