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発表会で話す韓国・現代自動車の日本法人の趙源祥(チョウォンサン)社長=2024年6月5日午前11時51分、横浜市港北区、松岡大将撮影

 海外に比べて電気自動車(EV)の普及が遅れているとされる日本市場。それはなぜなのか。海外自動車メーカーの日本法人トップたちが語った、その理由とは。

 「日本ではEVの信頼度を高めることがまず大事。売れなくても商品を出し続ける」

 韓国・現代自動車の日本法人の趙源祥(チョウォンサン)社長は5日、横浜市内であった新型EVの発表会でこう話した。同社は2001年に日本市場に参入したが、09年に撤退。その13年後の22年、EVなどを投入して再参入した。

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韓国・現代自動車の日本法人の趙源祥(チョウォンサン)社長。手を添えるのは新型EV=2024年6月5日午後0時7分、横浜市港北区、松岡大将撮影

 趙社長の弱気ともとれる発言は、海外と比べてEVの普及が進んでいない日本市場の現状を意識したものとみられる。

 ブルームバーグNEFによると、23年の四半期別の新車販売に占めるEV(プラグインハイブリッド車を含む)の割合は、中国が20~30%台、欧州が20%台に対し、日本は3~4%台にとどまった。

 実は、世界初の量産EVは日本車です。それでも普及しない理由について、フォルクスワーゲン日本法人代表の分析を紹介します。

 なぜ、海外とこれだけ差があ…

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