交流試合の始球式後に記念撮影する王貞治さん(左から3人目)や中畑清さん(右から3人目)ら=2025年8月1日、大仙市、滝沢隆史撮影

 「世界のホームラン王」王貞治さん=プロ野球ソフトバンク会長=らが提唱して始まった第31回世界少年野球大会の開会式が1日、秋田県大仙市であった。日本を含め世界12カ国・地域の子どもたち95人が、7日まで大仙市内を主会場に野球教室や交流試合などに参加して友好を深める。

 1990年に米国で第1回が開かれ、秋田での開催は初めて。開会式では地元の大曲高書道部がパフォーマンスを披露し、大きな紙に「夢球」としたためた作品を完成させた。大会組織委員会長を務める王さんは「野球や交流行事を通じて、たくさんの友だちを作ってほしい」と呼びかけた。

 王さんは開会式後に報道陣の取材に応じ、「子どもたちは世界各国の人たちとの交流で自信が付く。大会後も交流を続け、仲間を増やし、目標を持って取り組んでほしい」と話した。

 7日までの大会期間中、野球教室や台湾代表チームと県内の少年野球チームとの交流試合のほか、竿燈(かんとう)の体験や秋田犬とのふれ合いなどの交流行事が開かれる。

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