ハンガリーの女子体操選手として活躍し、世界最高齢の五輪金メダリストだったケレティ・アグネシュさんが2日、103歳で死去した。ロイター通信などが報じた。1921年にユダヤ系家庭に生まれ、ナチス・ドイツによる迫害から生き延びた後、52年ヘルシンキ、56年メルボルンの両五輪で金5個を含む10個のメダルを獲得した。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は「悲劇を乗り越える強い決意と勇気の力を示した。畏敬の念を抱かせること」と追悼のコメントをした。

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