テロを想定した訓練で、文化財などの重要物品を持ち出す上賀茂神社の関係者ら=2025年1月24日午前10時15分、京都市北区、新井義顕撮影

 26日の文化財防火デーを前に、世界遺産の上賀茂神社(京都市北区)で24日、テロを想定した対処訓練があった。大阪・関西万博を控え、テロ対策や有事に備えた連携を強化しようと、神社や警察、消防などが合同で実施した。

テロを想定した訓練で、境内で見つかった「爆発物」の処理にあたる京都府警の警察官=2025年1月24日午前10時23分、京都市北区、新井義顕撮影

 時限発火装置が境内で見つかり、一つが爆発したという想定。盛り塩の起源ともされる「立砂」の近くでは、府警関係者が爆発物を確認して処理した。別の場所では、消防署や消防団の関係者らが、爆発現場に放水して消火にあたった。

 高井俊光宮司は「日本は火災や自然災害には非常に意識が強いが、テロについては意識が低い。訓練は、もしものときに重要になる」と話した。

テロを想定した訓練で、境内に置かれた不審物を探す警察犬=2025年1月24日午前10時13分、京都市北区、新井義顕撮影
テロを想定した訓練で、爆発物による火災が発生した想定で放水する消防隊員ら=2025年1月24日午前10時37分、京都市北区、新井義顕撮影
上賀茂神社のテロを想定した訓練で、境内で見つかった「爆発物」の処理にあたる京都府警の警察官=2025年1月24日午前10時24分、京都市北区、新井義顕撮影
テロを想定した訓練のため、上賀茂神社の境内に入る機動隊の車両=2025年1月24日午前10時15分、京都市北区、新井義顕撮影

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