北京中心部に設置された監視カメラ=2025年3月7日、藤原伸雄撮影

 中国上海市の裁判所は13日、2021年12月に中国当局に拘束された50代の日本人男性に対し、「スパイ活動を行った」として懲役12年の判決を言い渡した。在上海日本総領事館が明らかにした。

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 男性は上海市内で中国当局に拘束された後、22年6月に逮捕、23年8月に起訴されていた。中国の国家安全に関わる罪に問われたとみられ、この日の一審判決でスパイ行為を認定されたという。総領事館関係者が傍聴したが、判決の具体的な内容は明らかにしていない。

 判決を受け、在中国日本大使館は中国政府に対し、男性の早期釈放や司法プロセスの透明性を求める申し入れを行った。

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