中国外務省は、「中国・アラブ諸国協力フォーラム」の閣僚級会議を30日に北京で開くと発表した。開幕式にはエジプトのシーシ大統領ら首脳も招き、習近平(シーチンピン)国家主席が出席して基調演説をする。ガザ情勢をめぐる分断が深まる中、アラブ諸国を重視する姿勢を示し、結束をアピールする見込みだ。
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発表によると、開幕式にはシーシ氏のほか、バーレーンのハマド国王やチュニジアのサイード大統領、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領ら首脳級も出席するという。
イスラエルによる軍事作戦が続くガザ情勢をめぐり、中国は「正義の側に立つ」として即時停戦を主張。国連安全保障理事会(安保理)で、イスラエルを支持する立場から停戦決議案に拒否権を行使してきた米国を「情勢をより危険なレベルに押し上げている」などと批判してきた。
中東との貿易拡大も
同時に、4月末にはパレスチ…