2023年6月20日、フランスの首都パリ近郊で開かれたパリ航空ショーで飛行するボーイングの航空機=ロイター

 米ブルームバーグ通信は13日、中国が国内航空会社に対し、米航空大手ボーイング製航空機の受け取りを禁じた措置を解除したと報じた。米国と中国が、互いに関税引き下げで合意したことを受けた動きとされている。

 ブルームバーグによると、中国当局が今週に入り、国内の航空会社などに、米国製の航空機の受け取りを再開できると伝えたという。これまでは、ボーイング機の追加納入を受けないよう航空会社に指示していた。ロイター通信によると、中国の航空会社から複数の機体が送り返された。トランプ米政権が、累計145%の追加関税をかけたことに対する報復措置とみられている。

 ボーイングは今年、中国に約…

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