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全国人民代表大会(全人代)が開かれる人民大会堂の前で風に揺れる旗=2025年3月4日午後1時32分、北京、藤原伸雄撮影

 中国政府は12日、イランの核開発問題をめぐってロシア、イランの外務次官級を北京に招いて14日に協議を開くと発表した。トランプ米大統領がイランに対して交渉を呼びかけたと明らかにする中、中ロイラン3カ国の連携を示す狙いとみられる。

  • トランプ氏、イラン最高指導者に書簡 「核兵器持たせない」交渉要求

 発表によると、協議にはロシア、イランの各次官が出席し、中国の馬朝旭次官が取り仕切る。イランの核問題やその他の共通の関心事について意見交換するとしている。

 トランプ氏は7日、イランの核開発を阻止するためにイランの最高指導者ハメネイ師に交渉を求める書簡を出したと明らかにしたが、ハメネイ師は8日、「交渉を主張する威張った国による押しつけは受け入れない」と語っていた。

 中国、ロシア、イランの3カ国の海軍は9~13日の日程で、イラン近海のオマーン湾で合同演習を展開している。

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