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中国外務省の林剣副報道局長=2024年3月、北京、畑宗太郎撮影

 中国外務省は17日、米国との軍備管理の協議を暫定的に停止すると発表した。協議は昨年11月、米中双方が偶発的な衝突回避のために対話を再開させる流れの中で実現していた。

  • 衝突回避へ意思疎通の部会開催で一致 米中国防相が1年半ぶり会談

 中国外務省の林剣副報道局長はこの日の定例会見で、米国が台湾に武器売却を続けていることで「相互信頼や協議を続ける雰囲気を損なった」と批判。「責任は全て米側にある」と主張した。

 米バイデン政権は6月、自爆型無人機を含む3億6千万ドル(約563億円)相当の武器売却を承認。これに対し、中国側は米軍需企業への制裁を決めていた。

昨年11月はオバマ政権以来の開催だった

 昨年11月の協議では、スチ…

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