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北京市の中国商務省の庁舎
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 中国商務省は3日、高性能半導体に使われるガリウムなどの重要鉱物について、米国への輸出を原則禁止すると発表した。米商務省が前日、中国向け先端半導体の輸出規制を強めたことを受け、ただちに対抗措置に出た。中国が生産シェア9割以上を握るガリウムをはじめ、半導体や電気自動車(EV)に欠かせない重要原料の輸出が止まれば、米国内外に幅広い影響が出る可能性がある。

 中国商務省はガリウムやゲルマニウム、アンチモンなどの重要鉱物について、今後は原則として米国への輸出を認めないとした。「輸出管理法」に基づき、軍事にも転用できる軍民両用品の輸出管理を強めるとしている。第三国を経由した輸出も禁じる。EV向け電池の材料となる黒鉛の対米輸出も、利用者と使い道の審査を厳しくする。

 半導体の輸出規制を強める米国に対抗するため、中国は昨年8月にガリウムとゲルマニウムの、同12月には黒鉛の輸出をそれぞれ許可制にした。今回、米国が半導体輸出規制をさらに強めたことを受け、一段と踏み込んだ措置をとる。

 中国商務省は「米国は輸出管…

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