中国が支援するカンボジア南西部のリアム海軍基地で地上部分の拡張工事が完了し、5日に開所式が開かれた。この基地をめぐっては、中国が軍事利用する疑惑が浮上。米国が牽制(けんせい)する中、カンボジア政府は日本の海上自衛隊の艦船を最初に寄港させたい意向を示している。外交上のバランスを取る狙いがあるとみられる。
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「軍を近代化し、あらゆる形態の戦争からカンボジアを守る」。5日の式典で、フン・マネット首相は自衛のための整備だと強調した。国防省によると、軍用港や船のメンテナンスを行う乾ドック、船台、衛星測位システムの地上局など、計約79万平方メートルの運用を開始した。
リアム基地は、南シナ海に開かれたタイ湾入り口の軍事的要衝に位置する。中国が拡張整備を支援する見返りに基地を軍事利用する「密約」疑惑を欧米メディアが報じ、南シナ海や台湾をめぐって中国と対立する米国が牽制を続けてきた。
フン・マネット氏はスピーチで疑惑に触れ、「我々は何も隠すことはない。憲法で外国軍の駐留は認められていないし、改正するつもりもない」と否定した。一方、2万トン未満の艦船については「全ての友好国の寄港を歓迎する」と述べた。
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