和歌山県警の「交通安全和歌山夢大使」を務めるアドベンチャーワールド(白浜町)のジャイアントパンダ「楓浜(フウヒン)」と前大使の「彩浜(サイヒン)」に20日、県警から感謝状が贈られた。6月末には母親の良浜(ラウヒン)、姉の結浜(ユイヒン)とともに中国に渡る2頭に対し関係者らがこれまでの活躍をたたえた。
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夢大使は子どもたちが交通事故に巻き込まれず、夢に向かって成長することを願い、2019年7月に県警が彩浜に委嘱。22年に楓浜に引き継がれ、交通安全啓発のポスターやグッズに登場するなど、広報活動に協力している。
この日、同園のパンダラブ屋外運動場には竹を並べて作った横断歩道と「夢大使 ありがとう」の文字が用意され、好物の竹を食べる楓浜の前で、県警の山田守孝交通部長から中尾建子副園長に感謝状が手渡された。山田交通部長は「2頭の活躍は交通安全を願う多くのひとの胸にのこりつづけていくと思う」と話した。