ロシアのプーチン大統領が力を入れる国際経済フォーラムが6日、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで本格的に始まった。ウクライナ侵攻後、米欧や日本の参加者が激減し、ロシアは新興・途上国のグローバルサウスとの関係強化を唱える。だが、会場で見えたのは、「中国」に染まりつつあるロシア経済の実態だった。
今年のフォーラム会場で目立ったのが、ずらりと展示された中国第一汽車集団の高級ブランド「紅旗(ホンチー)」の車だ。
これまで欧州車が使われた公式の送迎車に選ばれた。米欧や日本の自動車メーカーが撤退し、中国車が急増するロシアの自動車市場の実態を反映した形だ。
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興味深げに眺める参加者に…