中国が沖縄県・与那国島南方の日本の排他的経済水域(EEZ)内に設置したブイを撤去した。海上保安庁が28日、発表した。今月に入って日本周辺海域では中国軍や中国海警局の活発な動きがあり、日本政府内には日本国内での反発の高まりを受けた中国側の「譲歩」の意図があるとの見方が広がる。
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日本のEEZ内では2023年以降、尖閣諸島周辺と与那国島周辺で中国が設置した二つのブイが確認されていたが、尖閣諸島周辺のブイは2月に撤去。今回残りの一つが撤去されたことで、EEZ内での中国設置のブイは全てなくなった。
今回撤去されたブイは昨年1…