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中国の新車販売は新エネルギー車の割合が4割に

 中国の2024年の新車販売台数は前年比4.5%増の3143万6千台となり、2年連続で過去最高を更新した。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)が全体の4割に達した。輸出台数も2年連続の世界一を維持する見込みだが、足元では輸出の鈍化傾向がみられる。

 中国自動車工業協会が13日に発表した。24年の新車販売のうち、EVやPHVといった電池を活用した「新エネルギー車(NEV)」の割合は40.9%の1286万6千台となり、初めて1千万台を突破。EVの伸びが減速する一方、PHVの販売が前年より83.3%増えた。PHVは、EVのように外部電源からの充電によるモーター走行に加え、ガソリンによるエンジン走行もできるため、長距離運転での電池切れを懸念する消費者にとってEVに代わる選択肢になっている。

輸出も世界一を維持

 23年に日本を抜いて世界一…

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