日米比首脳会談前、写真撮影に臨む(右から)岸田文雄首相、米国のバイデン大統領、フィリピンのマルコス大統領=2024年4月11日午後4時19分、米ワシントンのホワイトハウス、岩下毅撮影

 日比米はインド太平洋の海洋民主主義国家として、歴史的な友好の絆、強固な経済関係、そして自由、民主主義、人権の尊重及び法の支配という基本的価値に対する誇り高く確固たるコミットメントで結ばれている。ASEANの中心性と一体性、太平洋島しょ国を支持し、日米豪印の「QUAD」、米英豪の「AUKUS」、日米韓の枠組みなど平和で安定したインド太平洋地域を支援する取り組みを歓迎する。

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【包摂的な経済成長及び経済的強靱(きょうじん)性の促進】

 日比米はインド太平洋地域で永続的かつ包摂的な経済成長及び強靱性を促進することを決意する。インド太平洋経済枠組み(IPEF)の継続的な進展を支持する。経済的威圧について懸念を表明し強く反対する。

【ルソン回廊の発表】…

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