2024年5月14日、信任状の写しを提出する中国の徐飛洪インド大使(左)=在インド中国大使館HPから

 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は、1年半にわたって空席だったインド大使に徐飛洪氏を任命した。15日付の共産党機関紙人民日報が報じた。インドとは国境紛争などを背景に緊張をはらんだ関係が続いており、関係改善につながるか注目される。

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 中国の在インド大使館ホームページによると、同ポストは前任の孫衛東・現外務次官が2022年10月に離任して以降、空席となっていた。

 徐氏は10日に赴任。14日にインド側に信任状の写しを提出し、「健全で安定した中印関係は双方の利益にもかなう。中印の理解と相互信頼を進め、各分野での協力を推し進めたい」と述べた。インド側も歓迎の意を示したという。

 中印は1962年から国境紛…

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