台湾外交部(外務省)は11日、九州から台湾を通って南シナ海に延びる第1列島線内で中国海軍や中国海警局の多数の艦船が軍事活動を行っていることが国際海運を妨害しているとして、「軍事的威嚇」を直ちにやめるよう求める声明を発表した。台湾当局関係者によると、計90隻余りが第1列島線の内側を中心に展開しており、台湾海峡危機があった1996年以来「最大規模の海上軍事行動」だと指摘している。
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台湾当局関係者によると、約60隻は中国海軍船で約30隻は中国海警局船。東シナ海から南シナ海にわたる広い範囲に展開しているという。これまでに海軍は海上の船や地上への攻撃、海警局は臨検などをシミュレーションしたとみられる。
中国側の意図は?
一方、中国側はこうした活動…