中国軍は27~29日、内戦で情勢が不安定化するミャンマーとの国境付近で実弾演習をした。ミャンマー国軍と少数民族武装勢力との戦闘で中国側でも負傷者が出たとされ、中国は「警告」を発し、抑え込みを図る狙いだ。
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双方に影響力をもつとされる中国は昨年10月に武力衝突が激化して以来、停戦交渉を主導。しかし今月上旬には、雲南省に隣接する北東部シャン州で、同州拠点の少数民族武装勢力「ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)」が国軍の司令部を占領。全国に14ある国軍の主要司令部が陥落するのは極めて異例だ。国軍は大規模な反撃を準備中と伝えられるなど、予断を許さない情勢となっている。
「中国ほど安定望む国ない」
昨秋以降、この地域での中国…