日本製鉄と合弁で電炉を新設する計画を説明する中山製鋼所の箱守一昭社長=2025年5月9日午後1時59分、大阪市中央区、諏訪和仁撮影

 建材や機械などに使う鋼材を手がける中山製鋼所は9日、日本製鉄と共同で船町工場(大阪市大正区)に、年120万トンの粗鋼が生産できる新たな電気炉をつくる計画を発表した。投資額は約950億円で、2026年8月に着工し、30年度中に操業を始める予定だ。

 電炉は、電気で鉄くずを溶かして鋼材の原料を造る設備。中山製鋼所が51%、日本製鉄が49%出資する会社を設立して電炉を建て、その設備を中山製鋼所が借りて操業する。

 同工場でいま稼働する電炉の…

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