トランプ米大統領は16日、中東歴訪の最後の地アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでビジネス関係者らとの会合に参加した。サウジアラビア、カタールとあわせた3カ国で取り付けた経済協力はすでに総額2兆ドル(約290兆円)を超えると主張。天然資源が豊富な富裕国との関係強化に焦点を当てた外遊で成果をアピールした。
ホワイトハウスの発表によると、15日にはUAEと、人工知能(AI)分野での連携強化を決めたほか、石油・天然ガス生産拡大に向けた国営企業との協力や、米オクラホマ州でのアルミニウム精錬所の新設など、2千億ドル以上の民間取引を成立させた。ムハンマド大統領との会談では、同国最高の文民栄誉賞である「ザイード勲章」を授与された。
その前に訪問したカタールの…