「さあ、中田! 岡田の第1打の1ソーをチーだ」
実況の古橋崇志プロが少し驚いたように声を上げる。
局が始まってから、まだ20秒。最初に河に捨てられた牌(はい)を、ビースト・中田花奈は迷うことなく鳴いた。
2021年に麻雀(マージャン)プロになり、Mリーグ2季目の中田。元Mリーガーの朝倉康心プロは「試行錯誤しながら探っている部分はあると思うが、昨季よりも最終的なアガリ形をしっかりと見据えてまっすぐに手を進める場面が増えている。配牌をもらったばかりで、なんとなく鳴かない選択をする人が多そうな場面だったが、迷わずに前進する姿勢に自信と進化を感じた」と評する。
牌図はパイレーツ・瑞原明奈、フェニックス・醍醐大、サクラナイツ・岡田紗佳、ビースト・中田による1月13日の第1試合東3局1巡目、ドラは北。
中田の配牌は2、3、9マン、7、8、9ピン、2、3ソー、字牌の東、西、北とトイツの白だった。
朝倉プロは「メンツが一つできていてリャンメン形もあるので、いきなり鳴くのかと驚いた人もいると思う。なのでメンゼンで進めるとどうなるか、考えてみたい」と始める。
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「配牌で最初に思い浮かぶ役…