中国電力が使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設を計画している山口県上関町で10日、町議会の一般質問があった。中国電によるボーリング調査終了後、初めての論戦。計画をめぐり、推進派と反対派の双方から、西哲夫町長に質問が飛んだ。
計画は、「新たな地域振興策」を求めた町に対し、中国電が昨年8月に提案する形で、初めて公になった。中国電の提案から16日後に開かれた臨時議会で、西町長は計画にともなう調査の受け入れを表明した。
10日の町議会では、反対派の山戸孝議員が一連の経緯について、「適切とは言えない合意形成のプロセス」と指摘し、西町長の認識を問うた。
西町長は「進め方に問題があ…