福島県立安積高校(郡山市)との中高一貫校となる県立安積中学校の開校式と入学式が8日あり、新入生が最初の一歩を踏み出した。
「次世代の福島・日本・世界を牽引(けんいん)するトップリーダー」を育てるのが目標。定員60人に対し307人が志願する狭き門となった。
午前中の開校式では、県教育委員会の鈴木竜次教育長が「安積高校の140年の伝統を受け継ぎ、未来をつくる開拓者を目指して欲しい」と激励。来賓の品川万里・郡山市長は「今の中学生は昔の高校生レベルを学んでいる。(保護者は)『なぜこんなこともできないの』と言わないで欲しい」と笑わせた。
中西麗心(うるみ)さんは開校を知って小2の秋から受験勉強を始めた。医者になるのが目標で「医学入門講座を受講したい」。青年海外協力隊員を目指す西田文那さんは「いろんな経験をして人生の糧になることを学びたい」と話していた。