丸紅は、配偶者の転勤や親の介護といった事情を抱える社員に対し、遠隔地に転居して完全なリモートワークをすることを認める制度を今春導入した。対象は完全リモートが可能な職種に限られるが、同じ職場で仕事を続けられる。経験を積んだ人材に、休職や退職をすることなく活躍し続けてもらうねらいだ。
新制度「ファミサポリモートプログラム」を利用できるのは、配偶者の転勤に帯同する場合や、離れて暮らす親を介護する場合など。転居先は国内に限られる。対象は勤続1年以上のフルタイムで働く社員で、取引先と対面で会う必要がある営業職などは対象外だ。
引っ越しの費用は社員負担だ…