【動画】大きな白いヘビがお寺の本堂にお目見え=佐藤慈子撮影

ヘビの背中に乗る子どもたち=2024年12月21日、京都市伏見区、佐藤慈子撮影

 京都市伏見区の北向山不動院の本堂に、新年の干支(えと)にちなんだ大きな白蛇がお目見えした。

 制作したのは、新聞紙アーティストのなんめんよしこさん。動物のリアルな姿にこだわり、大小様々な動物たちを生み出している。

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 ふだんは新聞紙を使うが、聖なる存在とされている白いヘビを作ろうと、表面に白い障子紙を使った。

 ニヤリと笑った口元に破魔矢をくわえ、烏帽子(えぼし)ではなくカンカン帽をかぶっている。いつもはリアルな表情にこだわるなんめんさんだが、「ヘビを嫌う方もいるので可愛く作ろう」と、目と口に表情をつけた。ベンチを土台にし、背中に座布団を2枚仕込んで大人が乗れるようにした。

 傍らには、ウロコに見立てた「如意宝珠」形の紙があり、願い事を書いて貼ることもできる。

 制作したなんめんさんは「中にはツチノコですか?と聞く参拝客もいて、私も楽しませてもらってます。乗れる干支は、なかなかないと思うので、ぜひ来て見て乗って、笑って帰っていただければ」と話す。

 参拝時間は午前9時から午後4時まで。25年10月まで設置する予定で、願い事を書いた紙は26年1月16日にお焚(た)き上げするという。

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