気象庁は16日、九州南部が梅雨入りしたとみられると発表した。昨年より23日、平年より14日早い。今季の梅雨入りの確認は全国で初めて。沖縄・奄美以外の地方が最初に梅雨入りするのは、確定すれば1951年の観測開始以降、62年ぶり2回目という。九州南部が沖縄・奄美より先に、最初に梅雨入りするのは初めて。

 気象庁によると、本州の南にある太平洋高気圧が平年より沖縄付近に強く張りだし、梅雨前線を北に押し上げている。沖縄の平年の梅雨入りは5月10日ごろだが、向こう1週間も晴れや曇りの日が多くなる見通しという。

 前線は17日にかけて九州北部まで延び、18日は九州南部で停滞する見通し。九州南部では16日夕方から18日にかけて、前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れこみ、局地的に積乱雲が発達、警報級の大雨となるおそれがある。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう、気象庁が呼びかけている。

 東京大先端科学技術研究セン…

共有
Exit mobile version