九州電力は27日、西山勝取締役常務執行役員(61)が社長に昇格する人事を発表した。池辺和弘社長(67)は代表権のある会長に就く。社長交代は7年ぶり。新体制のもと、電力需要の増加を見すえた電源開発などを進める方針だ。いずれも6月の株主総会後の取締役会を経て正式に決定する。

 西山氏は福岡県出身。東大卒業後、1986年に九電に入社した。経営企画部門が長く、コーポレート戦略部門長も務めた。国際室長として海外での開発案件などにも取り組んだ。

 池辺氏は2018年に社長に就任。在任期間中には川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の40年超運転の認可を受けた。大手電力10社でつくる電気事業連合会の会長に、東京・関西・中部の主要3電力以外から初めて20年3月に就任、2期4年務めた。

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