二松学舎大付の市原勝人監督(左)と柳ケ浦の鈴木聡監督=2025年3月17日午前9時32分、阪神甲子園球場、中村英一郎撮影

 第97回選抜高校野球大会に出場する二松学舎大付(東京)は大会初日の18日、開幕試合で柳ケ浦(大分)と対戦する。二松学舎大付の市原勝人監督(60)と柳ケ浦の鈴木聡監督(53)が17日、対談し、相手校の印象や意気込みを語った。

 ――相手校の印象は。

 市原 左右の投手が複数いる。やはりピッチャー(のチーム)でしょうね。

 鈴木 東京のチャンピオンで格上のチーム。及川(翔伍)君、河内(紬(つなで))君、永尾(愛蓮(あれん))君、入山(唯斗(ゆいと))君ら、核となる選手がいる。

 ――予想している試合展開は。

 市原 ロースコアになると思う。エラーをしない。四球を出さない。

 鈴木 二松学舎大付は(チーム)打率が出場校中トップで、うちは下から2番目。まずは守備から。

 ――選抜の開幕試合を戦う。

 市原 (監督として)2度目。良い緊張感のまま試合に挑めれば。

 鈴木 初めてで何とも言えない。市原監督の話を僕もイメージしたい(笑)。

 ――選抜の初戦に勝つと、柳ケ浦は35年ぶり、二松学舎大付は43年ぶりになる。

 市原 選抜は難しい。秋から時間がたって、選手が入れ替わる。最初の大会がいきなり甲子園。勝ち負けよりも、悔いがないようにしたい。

 鈴木 (勝ちへの)執着はない。できることをやってあきらめず戦うだけ。

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