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28日、北京の人民大会堂で、趙楽際・全人代常務委員長(右)と握手を交わす日中友好議連の二階俊博会長=代表撮影
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 二階俊博・元自民党幹事長が会長を務める超党派の「日中友好議員連盟」が5年ぶりに訪中し、中国要人との会談を重ねた。二階氏は次期衆院選の不出馬を表明しており、国会議員として最後の訪中になると見られている。「共産党がすべてを支配する」中国との外交は、政府間だけでなく政党間も重要になるが、二階氏のように中国とのパイプ役を果たそうとする次世代議員は少なく、先細りが懸念されている。

 同議連の訪中は2019年5月以来で、二階氏が23年に会長に就いてからは初めて。二階氏は28日、党序列3位で全国人民代表大会常務委員長の趙楽際氏と会談後「直接対話し、交流を深めることは非常に重要なこと」と記者団に語った。日本政府も「日中間の重層的な交流と意思疎通が一層強化されることを期待する」(林芳正官房長官)と訪中を歓迎していた。

 1972年の日中国交正常化に尽力した田中角栄元首相を「政治の師」と仰ぐ二階氏は長年、中国共産党幹部との関係構築に努めてきた。

 2000年代に親しい関係と…

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