昨年1月に解散を表明した自民党の派閥「志帥会」(二階派)が15日、都内で「解散式」を開いた。二階俊博元幹事長のもと一時期は勢力を伸ばしたが、四半世紀の歴史の中で総裁を送り出すには至らなかった。近く政治団体としての解散届を総務相に提出し、正式に解散する見通しだ。
志帥会は、東京・平河町の砂防会館別館で毎週木曜に会合を開いてきた。事務所はすでに閉鎖したが、同じ建物内で解散式を開いた。
引退した二階氏のほか、前会長の伊吹文明元衆院議長や、総裁選に出馬した小林鷹之元経済安全保障相らが出席した。出席者によると、二階氏は「我々は信念がある。これからも信念をもって政治をやってほしい。(解散しても)同志は同志だ」と呼びかけたという。
1999年、村上正邦元参院…