Smiley face
写真・図版
仕込みの機械にブドウを入れるスタッフ=2024年8月26日午前9時34分、五ケ瀬町の五ケ瀬ワイナリー、星乃勇介撮影

 【宮崎】五ケ瀬町の五ケ瀬ワイナリー(社長・小迫幸弘町長)で新酒の仕込みが始まっている。初日の8月26日は関係者約25人が作業の安全を祈った。

 この日仕込んだのは、人気の甘口ロゼワイン「キャンベルアーリー」で、作業員がかごに入ったブドウ約3.7トンを次々と機械に入れ、果汁を搾った。

 町ぶどう生産組合(27戸)の西山良史組合長(62)は「今年も猛暑で栽培には気を使ったが、雨が少なく出来はいい。おいしいワインをご家庭で楽しんでいただき、ワイナリーにも足を運んでほしい」と語った。

 ワイナリーによると、発売開始は10月19日の予定で、仕込みは10月下旬まで続く。今季の生産予定は720ミリリットル換算で8万本。

 五ケ瀬ワイナリーのワインは、国内でも評価されている。今年7月に開かれた「日本ワインコンクール」の北米系等品種白部門(エントリー42銘柄)で「五ケ瀬ワイン 緑」が銀賞。また、スパークリングワイン部門(同63銘柄)で「五ケ瀬 月華」が銅賞に輝いた。

 同コンクールは、国内で栽培されたブドウだけを使って国内で醸造されたワインの品評会で、30人の審査員が視覚や香り、味わい、ハーモニーなどの項目を100点満点で採点する。受賞銘柄の発表は7月26日にあった。(星乃勇介)

共有