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インド北部ハリヤナ州で2024年9月25日、女子レスリング代表から政界への進出を決め、選挙集会に参加するビネシュ・フォガト氏(中央右)ら=ロイター

 8月のパリ五輪レスリング女子50キロ級で、前回覇者の須崎優衣選手を破ったインド代表のビネシュ・フォガト氏が政界に進出することになった。

 インドの選挙管理委員会によると、8日に開票された北部ハリヤナ州議会選挙で、野党・国民会議派の候補として当選した。

 ビネシュ氏はパリ五輪で決勝まで勝ち上がったが、試合直前の計量の際に100グラムオーバーで失格処分に。自身のX(旧ツイッター)に「さようなら、レスリング。ごめんなさい」などと投稿して引退を表明すると、インド国内で彼女を惜しみ、奮闘をたたえる声があふれた。

 選挙戦では、失業や薬物中毒対策、女性の安全などの問題に取り組むと強調。地元メディアの取材に対し、「(政界進出は)五輪後に決断した。子どもたちのために立ち上がって欲しいという声が多かった」と語っていた。

 ハリヤナ州の議会選では、国…

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