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松阪市職員として働く土性沙羅さん=2023年、三重県松阪市役所

 三重県松阪市は27日、2016年リオデジャネイロ五輪レスリング女子の金メダリスト土性沙羅さん(30)が、31日付で市を退職すると発表した。4月から母校の至学館大学(愛知県大府市)でレスリングの学外コーチを務めるという。

 土性さんは、現役引退直後の23年4月に故郷の松阪市職員に採用された。市教育委員会スポーツ課に配属され、小中学校への出前授業や市のYouTube番組出演などを担当してきた。

 今後もブランド大使として市とかかわり続けるといい、「職員になるまでは電話応対もしたことがなかったが、働くことの大切さを実感できた。自分を見つめ直す中で、レスリングへの情熱が以前にも増して湧いてきた」と市民へのメッセージを寄せた。

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