兵庫県警本部=神戸市中央区

 兵庫県警は16日、交番で勤務中にスマートフォンで同じゲームアプリを起動させ、オンラインでチームを作って遊んでいたとして、県内の交番に勤務する警部補(38)を減給1カ月(10分の1)、巡査5人と巡査長2人の計7人を戒告のそれぞれ懲戒処分とし、発表した。

県警「業務に支障はなかった」

 監察官室によると、8人は昨年10月31日~12月3日、交番の休憩室などで私用スマホを使って同じゲームアプリを起動。チームを組み、オンライン上で他のチームと対戦していた。ゲーム名やチーム名は県警は明らかにしていない。

 ゲームは1回あたり20分程度だったという。事件や事故への対応はこなしており、業務に支障はなかったとしている。

 昨年11月末に県警本部に「勤務中に交番でゲームしている職員がいる」と匿名の情報提供があり発覚した。警部補は「部下を巻き込んでしまったし、上司にも迷惑をかけてしまった。信頼を取り戻せるよう尽力していきたい」などと話しているという。

 土山公一・監察官室長は「警察官として許されない行為であり厳正に処分いたしました。県民の皆様には深くおわび申し上げます。業務管理や職務倫理教養を徹底し、再発防止に努めて参ります」とコメントした。

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