京セラの堀正明・KWIC副統括部長

 京セラは、携帯電話の通信網を構成する無線基地局の機能の一部をソフトウェアで代替する、「仮想化基地局」の開発を本格的に始めると発表した。同社は通信規格「3G」時代に基地局の開発を手がけていたが、近年は保守・点検のみとなっており、今回「5G」で再参入する。

 基地局は通信網を維持するのに必要な設備で、専用の機器が置かれている。現在、機器が受け持つ機能の一部をソフトウェアで代替し、設置費用を抑えようという動きがある。「仮想化基地局」と呼ばれるものだ。

 京セラの仮想化基地局は、デ…

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