Smiley face
写真・図版
新型有料特急車両のイメージ(京成電鉄の「中期経営計画」から)

 6月に京成電鉄の社長に就任した天野貴夫社長が朝日新聞のインタビューに応じ、2028年度に導入予定の新型有料特急について、都営浅草線への将来的な乗り入れに意欲を示した。新型特急の成田空港から都内への所要時間については「スカイライナーに近いスピード感を実現したい」と語った。

 新型特急は成田空港駅(千葉県成田市)と押上駅(東京都墨田区)を結ぶ予定。終点の押上駅は都営浅草線との結節点になっている。

 天野氏は、400億円を投じて製造する新型特急について「地下鉄に入ることを見据えた車両になると思う。東京都交通局と調整を十分にしないとできないが、将来的に押上から先に入っていけるとよりいい」と浅草線乗り入れに意欲を示した。

速達性重視、課題は単線区間

 また天野氏は、速達性を強みとする考えも示した。

 成田空港―京成上野を走る有…

共有