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伝統文化保存協会で展示される葵祭斎王代行列の衣装=2025年4月25日午後1時51分、京都市上京区、新井義顕撮影
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 ふだんは公開されない寺社の建物や仏像などを披露する春の「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会主催、朝日新聞社特別協力)が26日から始まる。京都市上京区の光照院門跡常磐会館で25日、内覧会があり、京都三大祭りの一つ、葵祭の行列衣装などが公開された。

 展示は、初参加となる伝統文化保存協会が企画。葵祭のヒロイン・斎王代や童女、采女(うねめ)らの行列を、実際に使われた衣装を着た時代風俗人形で再現した。斎王代の十二単(ひとえ)は西陣織の人間国宝・喜多川平朗さんが制作に携わった。会場には皇室ゆかりの名品や葵祭の写真も飾られている。

 同協会の伊東久重理事長は、京都に伝わる御所人形を代々手がける伊東家の十二世。「十二単は軽いがしっかりとしている。人形は一つひとつ、表情が違う。展示をじっくりと見て、葵祭にも行っていただければ」と話す。

 特別公開は京都市と京都府八幡市の計16カ所で。5月11日までだが、公開日が異なる場合もある。拝観料は1カ所あたり大人1千円、中高生500円(一部異なる)。詳細は京都古文化保存協会のホームページ(http://www.kobunka.com/別ウインドウで開きます)。問い合わせは京都古文化保存協会(075・451・3313)。

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