清水寺に、北陸新幹線延伸の見直しを呼びかける署名の箱が置かれた=2025年3月27日、京都市東山区、野口陽撮影

 北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪の延伸計画をめぐり、綱引きが激しくなっている。京都仏教会が市内の名刹(めいさつ)で計画の見直しを求める署名活動を始めた一方、福井県などは新聞紙面に現計画の利点を訴える意見広告を出した。沿線知事からもルート見直しに触れる発言が出始めている。

 「清水の舞台」として知られる世界遺産の清水寺。本堂の参拝客の順路脇に3月26日、「北陸新幹線延伸計画の見直しの輪を広げよう!!」などと書かれた高さ約40センチの箱が二つ置かれた。並べて置かれたビラに署名し、入れてもらう。

  • 「千年の愚行だ」北陸新幹線、京都の激しい反発 何が起きているのか
  • 北陸新幹線延伸計画、「異例」の説明会 京都の地下水に「影響ない」

 静岡県から来た20代のカップルは27日昼、箱に書かれた「京都が京都でなくなる」というメッセージが目にとまり、署名した。延伸工事での地下水への影響が問題視されていることは初めて知ったといい、「歴史ある京都でこういう問題が起こるのは、シンプルに嫌だ」。

■反対ビラは10万枚印刷…

共有
Exit mobile version