一般公開が始まった對龍山荘庭園=2024年11月13日午前11時21分、京都市左京区、有元愛美子撮影

 近代日本庭園の先駆者とされる庭師・7代目小川治兵衛が手がけた国の名勝「對龍(たいりゅう)山荘庭園」(京都市左京区)が13日、報道陣に公開された。非公開だったが、2010年から所有する家具大手ニトリホールディングスが今秋に一般公開を始めた。

 對龍山荘は1896年、旧薩摩藩士・伊集院兼常が南禅寺塔頭(たっちゅう)の跡地に建てた。広さは約1800坪。東山と比叡山を借景(しゃっけい)に、琵琶湖疏水(そすい)の水を引き入れた川のせせらぎや滝の音が響き渡る。国重要文化財の書院「對龍台」なども来春にも一般公開するという。入場料は2千円で予約不要。問い合わせは對龍山荘(075・771・1587)へ。(日比野容子)

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