化野念仏寺の千灯供養で、ろうそくに火をともし、手を合わせる親子連れ=2025年8月30日午後7時4分、京都市右京区、新井義顕撮影

 古都の晩夏の風物詩「千灯(せんとう)供養」が30日、京都市右京区の化野(あだしの)念仏寺であった。境内には約8千体の無縁仏がまつられ、浴衣姿の参拝者らがろうそくを灯(とも)して手をあわせた。31日もある。

 吉田兼好の徒然草(つれづれぐさ)にも登場する化野は鳥辺野(とりべの)、蓮台野(れんだいの)と並び、平安時代から風葬の地として知られる。念仏寺によると、明治中期、一帯に散らばっていた石仏や石塔を集めて供養したのが千灯供養の始まりという。

 午後6時から法要が始まり、石仏が並ぶ「西院(さい)の河原」を僧侶たちが読経しながらめぐった。その後、参拝者らが石仏にろうそくを供えた。

 31日は午後5時半~8時半に受け付ける。中学生以上は協力金千円が必要。問い合わせは化野念仏寺(075・861・2221)。

共有
Exit mobile version