あちこちに提灯がつり下げられる中、作業する職人たち=2025年7月4日午後、京都市下京区、新井義顕撮影 京都の祇園祭で、山鉾(やまほこ)や商店街を飾る提灯(ちょうちん)づくりの追い込みが、奥川提灯店(京都市下京区)で続いている。今年の注文は昨年並みの約2500個。長刀鉾の鉾建てが1日早まったことから納期も前倒しになり、すでに商店街用の提灯は納品を終えている。現在は山鉾用の提灯へ職人8人が、伝統的な赤、黒、灰色を使い、丁寧に神紋や山鉾の名前を書いている。 8代目店主の奥川忠司さん(70)は、「最近は外国の方も多く見にきはる。長い祭りの歴史を感じながら提灯を見て欲しい」と話している。