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東寺五重塔の初層内部=2025年4月26日午前10時42分、京都市南区、木子慎太郎撮影

 春の「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会主催、朝日新聞社特別協力)が26日、始まった。5月11日までの会期中、京都市と八幡市の計16カ所がそれぞれの日程で公開する。公開は文化財保護を目的に1965年に始まり、拝観料は修理や調査費用に充てている。

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東寺五重塔=2025年4月26日午前11時7分、京都市南区、木子慎太郎撮影

 東寺(京都市南区)の国宝・五重塔では、普段見ることができない初層の内部が特別公開されている。内部は極彩色の空間で、大日如来に見立てた心柱(しんばしら)の周りを4体の如来と8体の菩薩(ぼさつ)像が囲む。壁面には弘法大師など真言八祖の像が描かれている。

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東寺五重塔初層内部の壁画=2025年4月26日午前10時39分、京都市南区、木子慎太郎撮影

 東京から夫婦で訪れた寺崎彰吾さん(52)は「写真では伝わらない空間の力強さに圧倒された」と話した。

 拝観料は1カ所あたり大人1千円、中高生500円。東寺は大人1200円など。問い合わせは協会(075・451・3313)へ。

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東寺五重塔の初層内部=2025年4月26日午前10時36分、京都市南区、木子慎太郎撮影

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