京都・嵐山の染工房「嵐山祐斎(ゆうさい)亭」で、青々とした楓(かえで)の葉が机に映り込む青もみじが見頃だ。かつて料理旅館だった建物を染色作家の奥田祐斎さんが譲り受け、ギャラリーとして公開している。
まる窓越しに青もみじを眺められる部屋や、水鏡に筆で水滴を垂らし、波紋に揺れる青もみじを楽しめるテラスもある。
川端康成が小説「山の音」を執筆したと伝わる部屋の窓辺には、アジサイの造花を浮かべた金魚鉢を並べ、涼やかな風情を演出。昨年初めて並べたところ、SNS映えすると評判を呼んだ。
見学は13歳以上可で午前10時~午後5時。入館料2千円。予約優先。木曜定休。