京都・嵐山の染工房「嵐山祐斎(ゆうさい)亭」で、青々とした楓(かえで)の葉が机に映り込む青もみじが見頃だ。かつて料理旅館だった建物を染色作家の奥田祐斎さんが譲り受け、ギャラリーとして公開している。

嵐山の青もみじが机に映り込む「まる窓の部屋」=2025年5月8日午後1時28分、京都市右京区、新井義顕撮影

 まる窓越しに青もみじを眺められる部屋や、水鏡に筆で水滴を垂らし、波紋に揺れる青もみじを楽しめるテラスもある。

嵐山の青もみじが映り込む「水鏡」。筆でしずくを落とすと、波紋が広がった=2025年5月8日午後1時6分、京都市右京区、新井義顕撮影

 川端康成が小説「山の音」を執筆したと伝わる部屋の窓辺には、アジサイの造花を浮かべた金魚鉢を並べ、涼やかな風情を演出。昨年初めて並べたところ、SNS映えすると評判を呼んだ。

 見学は13歳以上可で午前10時~午後5時。入館料2千円。予約優先。木曜定休。

アジサイを入れた鉢にも青もみじが映る=2025年5月8日午後0時37分、京都市右京区、新井義顕撮影
嵐山の青もみじが机に映り込む「川端の部屋」=2025年5月8日午後0時36分、京都市右京区、新井義顕撮影
祐斎亭の「額縁の部屋」からのぞく青もみじ=2025年5月8日午後0時39分、京都市右京区、新井義顕撮影

共有
Exit mobile version