日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(24日)に参加する鷹山(たかやま)で18日、山を組み立てる作業中に部材の一部が裂けた。京都府警中京署によると、けが人はいないという。
鷹山保存会によると、午前11時半ごろ、真松と呼ばれる松の木とつなぐヒノキの丸太の下部が裂け、傾いた。両方を合わせると全長約18メートルになるという。保存会は裂けた部分などを含めた約1・5メートルを切り取り、作業を再開した。山田純司理事長は「安全体制をさらにしっかり確認する」と話した。
鷹山は2022年、196年ぶりに山鉾巡行に本格復帰した。24年の巡行後に屋根の一部が落下し、2人がけがをした。