交通事故が起きやすい身近な交差点はどこか。デジタル地図を手掛けるジオテクノロジーズ(東京)が、人の動きのデータから事故リスクの高い交差点を算出する手法を開発した。人と車とが交差点で合流したり、交差したりすると事故リスクが高まることが確認できたという。あらかじめ危険な交差点を把握し、事故防止につなげたい考えだ。

  • 【地図】全国130万件の交通事故マップ

 警察庁によると、2023年の全国の交通事故の発生件数は約30万件。10年前の約半分に減ったが、幅5.5メートル未満の生活道路での事故は、あまり減っていない。

雨の生活道路を行き交う自動車と歩行者=5月、東京都江戸川区

 ジオテク社は、人や車などが交差点でどう動いているのかを、スマートフォンの移動データから識別。交差点の通行量や構造なども加味した上で、事故リスクが高い交差点を算出するモデルをAI(人工知能)を使って作った。

警察庁の公開データ活用

 モデルの精度を検証するため…

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