住友不動産グループのホテルで働くグエン・テイ・ニユンさん(右)とグエン・テイ・トウイさん=2025年6月、東京都大田区、大和田武士撮影

 日本を訪れる外国人旅行客が急増し、人手不足に悩む宿泊業界では、外国人スタッフが清掃やベッドメイクなどの現場を支える重要な役割を担っている。ホテル各社は育成や定着にむけた取り組みを充実させ、人材の確保を図っている。

 羽田空港のホールで17日夜、住友不動産グループのホテルで働くベトナム人技能実習生らの懇親会が開かれた。約200人のホテルスタッフのほか、ベトナム、日本両国の政府関係者らが参加し、食事をしながら交流した。その様子を撮影した動画は後日、ベトナムの家族に披露されるという。

 同グループでは2019年にはじめて80人が入社。事業拡大にあわせて20年に240人、24年からは400人体制にした。全員がベトナム人の女性で、同グループのホテル計約5350室のうち約3500室を担当している。

 住友不動産ヴィラフォンテー…

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